診断時:30歳代後半

インタビュー時:診断から31年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:上十三地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には子宮頸がん 

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腕がいい先生だから、ちゃんと見つけてくれて、きれいに取ってもらったと思っているし、病院に行けば、私、今はこしてベラベラと言っているんですけども、患者さんがあれもこれも聞けば本当はダメだから黙っているんです。私も30年前はそうでした。そうすれば先生がちゃんと「これがこうで」と言ってくれるし、聞きたいことがあれば「こうだよ、ああだよ」と言ってくれるんです。 

 

ただ、先生がお話をしているときに話せば怒られるんですよ。怒られるのを聞いています。昔はここに先生がいると、カーテン一つでこっちの廊下で待っているでしょう。そうすれば話が全部聞こえるんですよ。「今、おれが言っているときに、何であんたそう言うの」というのが聞こえるから、先生が言っているときは絶対聞きたくても言われないなと思って廊下で待っているんです。だから、あそこの病院は本当に、何一つ文句を言うところはないですよ。 

 

あれは、先生がしゃべってるときに途中から口を挟むから怒られるんです。先生の話をちゃんと聞いて、終わってから言えば全然大丈夫なんですよ。やっぱり、先生は説明をしているじゃないですか。聞きたいのはここにあると思うんですが、グッとこらえて先生と話していれば必ず先生が「何かねが(なにか聞きたいことありませんか)」というあんばいで言うんです。そうしたら言えばいいんですけども、しゃべっている途中で先生の話しを取ってるから怒られるんです。「あれ、怒られてる」って、私たち4~5人いるんだけども、ボソボソと言ってました。私はいい先生だと思っていました。