診断時:40歳代後半 インタビュー時:診断から30年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:上十三地域 世帯状況: 備考:正確には子宮頸がん |
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先生を信頼するということは、患者のためにすごくプラスになります。それをしないと、患者の中に不安定要素ばかり残って、あっちの先生がいい、こっちの先生がいいと迷うでしょ。来られる先生も困るんですよ。ですから、自分が手術したのであれば、いろいろなことをアドバイスできるでしょ。ほかで手術して、こうなんですけどと言われても、わかるわけないですもの。
自分でもしA病院と決めたら、そこを絶対信頼しないと、自分の治療方針に対してもぐらつきが出てくる。それはよくないと思います。やはり自分を手術してくれる先生を患者さん自身が信頼しないと、そうでないと、言いたいことも言えなくなってしまいます。
先生方も患者の手術したときの状態をいろいろ聞きたいと思う、知りたいと思う。そういうのを提供するのも患者の一つの仕事だと思うんです。だから、手術してしまって、はい終わりですということでは絶対あり得ません。それを患者さん自身も、手術してこうなんだけど、どうなんですかと遠慮しないで聞くべきだし、そうすると、先生方も本当に真剣に返答してくれると思います。ですから、まず自分が先生を信頼しないと、正しい情報は患者さん自身に入ってこないと思います。