診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から6年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には横行結腸がん 

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――どういうきっかけだったんですか?

 

1年か2年前に体に力が入らないと言いますか、この辺だと「からやき」と言うんだけど、仕事をしたくないという感じで、自分のご飯支度をすれば、もう横たわっていたい感じで、パワーがないといいますか、そんな感じでした。

 

――「からやき」というのは?

 

稼ぎたくないという人のことなの。

 

――ちょっと怠けみたいな。

 

怠け、そうです。

 

でも、60歳になればこんなに体が疲れるのかなと思ったりもして、ただそれだけのことかなと思っていたんです。でも、やっぱりこの年でこんなに仕事もしないで、ダラっとしている人もないんじゃないかと主人に言われてしまって。(笑)そういうのは病院のどこの科にいけばいいのかちょっとわからなくて、それで、まず健診センターに行ったんです。

 

そこに行って健診したら1週間後にわかったんです。血液学というところに要検査というのがついてきたんです。

 

自分は、自分のことを病気じゃないと思っているんですよ。おなかも全然痛くないし、別に便秘もないしと自分では思っていたんです。だから、こんなに疲れるだけで、病院もどこに行っていいかわからないし、そういう感じでいました。