ロゴ青森県がん情報サービス

がんと正しく向き合うために。
青森県のがん情報サポートサイト

メインメニューをスキップして本文へ移動
サイト内検索フォーム
  • ホームアイコンホーム
  • サイトマップアイコンサイトマップ
文字サイズ
  • 大
  • 中
  • 小
メニューアイコンメニュー
  • がんのことが
    気になったら
    • 各種がんの解説(国がんリンク)
    • 診断・治療方法(国がんリンク)
    • 相談窓口と相談例
    • セカンドオピニオン
    • がんとこころ(県病リンク)
  • がんを予防する、
    早期発見する
    • がん予防
    • がん検診
    • 市町村がん検診スケジュール
  • がんを治療する
    • 青森県のがん医療の状況
    • 緩和ケア
  • がんと共生する~がん体験者の声と活動~
    • がん体験者からのメッセージ(H28)
    • がん体験者に聞く(H21~H22)
    • がん患者団体情報
  • 青森県の
    現状と取組
    • 青森県の現状
    • 青森県の取組
    • 統計データ・資料集
  • 過去の動画・
    音声アーカイブ
    • がんを学ぶ(医師へのインタビュー集)
    • がん患者の体験(がん体験者へのインタビュー集)
  • サイトマップアイコンサイトマップ
  • ホームアイコンホーム
  • ホーム  » 
  • がん患者の体験(がん体験者へのインタビュー集)  » 
  • 大腸がん  » 
  • 病気との向き合い方  » 
  • 自分の命を意識する―ホスピス・緩和ケア

病気との向き合い方 / 自分の命を意識する―ホスピス・緩和ケア

 

 かつては、がんは死に至る病気と考えられていましたが、医学・医療技術の進歩により、現在では、治療が可能なケースが増えています。とはいえ、残念ながら、すべてのがんが治るわけではなく、がんという病気によって亡くなる方がまだまだたくさんいらっしゃるのも事実です。インタビューに応えてくださった方の多くは、病気の経験を通して、命の終わりを意識させられたとおっしゃっていました。そして、これからの時間の過ごし方を考えたり、今後に備えて準備をしたりしていました。

 このトピックでは、インタビューに応えてくださった方たちが、病気と向き合いながら自分の命の終わりを意識する中で、どのようなことを考え、どのような準備を実際にしているかといった語りをとりあげました。また、一部の人から聞かれたホスピスに関するお話も、このトピックの最後に紹介いたします。

 

 

病気の進行にまつわる不安

 病気が進んでくると、様々な不安を抱くようになります。病状がどのように変わっていくのか、はっきりしたことがわからないという見通しのなさもまた、不安の元になるようです。再発・転移もなく現状は落ち着いている人であっても、今後はどうなるかわからない、あとどのくらい生きられるかわからない、という思いをもたれていました。また、ちょっとした体調の変化から、病気が進行したのではないかと不安になるということもあるようです。

 

・自分と同じ虫垂がんの患者が亡くなっていくのをブログで見て、今は薬が効いているが、いつ効かなくなるのかと思うと怖い。(60歳代後半・女性)

 

・病気が進んで最後は脳に転移すると書かれた本を読んで、これからの病気の進行が心配になる。(60歳代後半・女性)

 

 

残りの時間の生き方を考える

 インタビューに応えてくださった方たちは、これからの人生をどのように生きるか、何をしたいか、といったことを考えておられました。それは、今後の見通しがないと感じている方だけでなく、余命を意識して覚悟を固めているような方もやはり、残された時間をどのように生きるかという問題を意識されていました。そして、どのように生きたいかということは、どのように死んでいきたいかということも含めた希望として語られていました。

                                                                                              

・今後の生き方について、家族や親類にも希望を伝えてある。(50歳代前半・男性)

 

・どう生き、どう死ぬか、死生観ということも考えるが、本音をいえば、ポックリいきたいと思っている。(60歳代後半・女性)

 

・病気になって、仕事より体中心の考え方に切り替えた。最後はホスピスで好きなビデオを観て、好きな本を読んで過ごせたらよいと思う。(50歳代前半・女性)

 

 

命の終わりを自覚する

 病状が進んでしまった方は、病気が治癒する可能性が極めて低いことを知ることにより、命の終わりを意識せざるを得なくなります。また、病状がそれほど深刻でない方からも、がんになったからには、いつ亡くなってもよいように心構えをしておこうというお話をお聞きしました。 

 

・告知を受けてから自分でも調べて、とても珍しく、治療法が確立されていない難しいがんであることを知った。(60歳代後半・女性)

 

・がんになったんだから、心に余裕をもって、いつ逝ってもいいようにしている。(60歳代前半・男性)

 

 

旅立ちの準備をする

 自分の命の終わりを覚悟された方の中には、今後に向けて準備を進めている方もおられました。今回のインタビュー調査で、そうした具体的な準備について教えてくださった2人の方のお話をご紹介します。おひとりは、今後の病状によっては、ホスピスへの入院を考えていて、準備を始めようとされていました。また、別のおひとりは、ご自分の亡き後に向けて、身辺の整理を始められていました。

 

・まだ先のことだとは思うが、ホスピスのことなども準備を進めていた方が安心できる。(50歳代前半・女性)

 

・告知されたときに、身辺整理をしたが、財産のことなど、まだ済んでいないこともある。(60歳代後半・女性)

 

・遺していく夫や子どもたちのために、土地や家、ローンのことなどを片付けておかなければと思っている。(60歳代後半・女性)

 

 

ホスピスのことを考える

 命の終わりを意識しはじめた方にとって、最期の時期をどこでどのように過ごすかということは大切な関心事となります。インタビューに答えてくださった方たちの中には、最期の時間をホスピスで過ごすことを考えている方もいらっしゃいました。医師から初めてホスピスという話を聞かされて、ショックを受けたという方がおられました。一方で、自ら積極的にホスピスのことを考える方もおられました。

 

・手術ができなくて延命治療を受けることになり、最終的にはホスピスと言われて、びっくりした。(60歳代後半・女性)

 

・ホスピスのことを考え始めていたら、たまたまテレビでホスピスが採りあげられていて、そういう巡り合わせなのかなと思った。(50歳代前半・女性)

 

1 自分と同じ虫垂がんの患者が亡くなっていくのをブログで見て、今は薬が効いているが、いつ効かなくなるのかと思うと怖い。 2016.02.10
2 病気が進んで最後は脳に転移すると書かれた本を読んで、これからの病気の進行が心配になる。 2016.02.10
3 今後の生き方について、家族や親類にも希望を伝えてある。 2016.02.10
4 どう生き、どう死ぬか、死生観ということも考えるが、本音をいえば、ポックリいきたいと思っている。 2016.02.10
5 病気になって、仕事より体中心の考え方に切り替えた。最後はホスピスで好きなビデオを観て、好きな本を読んで過ごせたらよいと思う。 2016.02.10
6 告知を受けてから自分でも調べて、とても珍しく、治療法が確立されていない難しいがんであることを知った。 2016.02.10
7 がんになったんだから、心に余裕をもって、いつ逝ってもいいようにしている。 2016.02.10
8 まだ先のことだとは思うが、ホスピスのことなども準備を進めていた方が安心できる。 2016.02.10
9 告知されたときに、身辺整理をしたが、財産のことなど、まだ済んでいないこともある。 2016.02.10
10 遺していく夫や子どもたちのために、土地や家、ローンのことなどを片付けておかなければと思っている。 2016.02.10

カテゴリ別トピック一覧

  • 発見
    • 兆候
    • 発見までの道のり
    • がんと診断されたとき
  • 治療
    • 病院・医師・治療法の選択
    • 術後の定期検査
    • 抗がん剤治療
    • 抗がん剤の副作用
    • 外科手術
    • 補完代替医療
    • 医療者との関わり
  • 再発・転移
    • 再発・転移の発見
    • 再発・転移を告げられたときの思い
  • 生活
    • 病気になってからの生活習慣や気晴らし
    • 再発・転移の不安
    • ストーマ・排泄
    • 病気や治療による外見の変化
    • 病気と仕事との関わり
    • お金に関する問題
    • 家族・親戚との関わり
    • 友人・知人との関わり
    • 同じ病気の人との関わり
  • 病気との向き合い方
    • 情報の集め方
    • なぜがんに?
    • がんと向き合う姿勢
    • 自分の命を意識する―ホスピス・緩和ケア
    • がん経験者としてのメッセージ

アイコン葉青森県健康医療福祉部 がん・生活習慣病対策課

  • このサイトについて
  • お問い合わせ

Copyright© Aomori Prefectural Government All Rights Reserved.