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  • 抗がん剤の副作用

治療 / 抗がん剤の副作用

 

 このトピックでは、抗がん剤治療の中で特に悩まされる人が多い、副作用に関わるお話をご紹介します。

 抗がん剤治療を受けると、多くの場合、何らかの副作用があらわれます。最近は、比較的副作用の軽い抗がん剤が開発されるとともに、副作用の症状を抑える方法も進歩しています。とはいえ、軽い副作用であっても日常生活に支障が出ることもありますし、重い副作用に悩まされる方もまだまだいます。抗がん剤治療を受ける中で、副作用とどのように付き合っていくかということは、多くの人にとって関心のある課題と思われます。

 副作用の種類や重さは、使用する薬によって異なり、個人差も大きいようです。今回、インタビューに協力してくださった方は、血液の変化、末梢神経の障害、脱毛、味覚障害・嗅覚障害、だるさ・疲労感、爪・皮膚の変化などの副作用を経験されていました。また、初めは何ともなかったのに、だんだん副作用が強くなったり、症状が続く期間が長くなったりするという場合もあるようでした。

 

・抗がん剤の治療を続けるうちに、副作用の症状がおさまるまでの日数が長くなってきた。(50歳代前半・女性)

 

・はじめは副作用を感じなかったのに、3クール目から体のつらさや白血球の減少が出てきた。(60歳代前半・女性)

 

 この後は、抗がん剤の副作用に関するお話を、症状ごとにご紹介していきます。ただし、実際は、同時にいくつかの副作用が出る場合が多いようです。次にご紹介する例の中でも、同時に複数の副作用に悩まされた経験が語られていました。

 

 

血液の変化──白血球の減少・貧血

 抗がん剤治療を受けると、貧血、白血球や血小板の減少など、血液への影響があらわれることがあります。特に、白血球の減少は、頻繁に見られる副作用です。白血球が減ると、感染症の危険が高くなるため、白血球が減りすぎた時は、抗がん剤の治療を一旦お休みすることになります。

 インタビューに参加してくださった方たちも、抗がん剤治療の前に受ける血液検査で白血球が減少していたために、治療を延期したことがあると話されていました。他にも、血小板が減少して出血がとまりにくい状態になっているため、怪我をしないように注意された方や、鼻血や歯茎からの出血を経験された方もいました。

 

・抗がん剤治療の前に血液検査をして白血球が減っていたりすると延期になる。2回ほど治療を受けられないことがあった。(60歳代前半・男性)

 

 

末梢神経の障害──指先・足先のしびれ・ほてり

 抗がん剤の副作用として、指先や足先など、体の末端の末梢神経に影響が出ることがあります。手足の感覚が鈍くなるため、日常生活の中で手先を使う動きが不便になったり、常にしびれがあるなどの不快感がつきまとったりします。

 今回のインタビューでは、しびれを訴えた方が多くいましたが、他に、「足の裏に水ぶくれができている感じ」、「足の裏がほてってくる」という症状が出た方もおり、副作用の出方は人によって違いがみられました。また、「(抗がん剤治療の終了後)半年ぐらいたつんだけど、また残ってる」というように、抗がん剤を中止した後も症状が続いているというお話がありました。末梢神経の障害は、温度と関係することが多く、冷たいものを触るとひどくなったりするようです。下に最初にご紹介するお話では、青森は寒さが厳しいので、冬になると症状が悪化するのではないかという心配をされていました。

 

・冷蔵庫から出した大根の冷たさが一番最初にピリッと来た。(60歳代前半・女性)

 

・冷蔵庫に物を取るために手を入れるだけで、手がしびれてくる。(60歳代後半・男性)

 

 

脱毛

 今回インタビューに協力してくださった11人の方の中で4人の方が、脱毛について語られました。4人とも、髪はいったん抜けたけれども、抗がん剤をやめた後で、また生えてきたということでした。

 

・薬剤師はこの薬は「髪は抜けない」といっていたが、起きるたびにベッタリ抜けた。今は自毛になった。(60歳代後半・女性)

 

 

吐き気・食欲低下

 抗がん剤治療の副作用として、吐き気や食欲低下も頻繁に起こります。今回インタビューに協力してくださった方たちの中には、強い吐き気で苦しんだ方もいれば、まったく吐き気を感じなかった方もいました。また、吐き気を抑える薬を併用しているというお話もありました。

 

・あまり一般的でない副作用があらわれたが、吐き気は一回もこなかった。(60歳代後半・女性)

 

 

味覚障害・嗅覚障害

 副作用で味覚や嗅覚が変わってしまうこともあります。具体的には、味覚や嗅覚が麻痺して味やニオイを感じない、違う味・食感やニオイがする、好きな食べ物やニオイが変わるといったことがあるようです。

 今回のインタビューでも、味覚や嗅覚の変化を感じたという方が複数いました。周囲の人から「これはおいしいよと言われても、何も味ないじゃないかって感じだった」というように、味を感じなくなることがあるようでした。また、味覚はある場合でも、治療前と変わってしまって、「食べたいものも違ってくる」、「砂糖が苦く感じる」という症状も経験されていました。

 

・抗がん剤の後1週間は、味覚がだめだったり、舌がピリピリ痛かったりが続いた。(50歳代前半・男性)

 

 

だるさ・疲労感

 だるさや疲労感は、抗がん剤の副作用として頻繁に経験されるものです。

 今回のインタビューでは、3人の方が、抗がん剤の副作用による、だるさや疲労感について語ってくださいました。これらの方たちは、だるさや疲労感だけでなく、同時に他の副作用にも苦しめられていました。また、手術で体力が落ちているところに、さらに抗がん剤治療を受けることによって、しんどさをより強く感じたというお話もありました。

 

・吐き気とだるさがあり、抗がん剤を注入している3日間もきついが、針を抜いた後の2日間は何もできないほどきつかった。(50歳代後半・男性)

 

 

爪・皮膚の変化

 抗がん剤の種類によっては、爪や皮膚に様々な症状があらわれることがあります。多くの場合、命に関わるようなものではありませんが、痛みやかゆみなどの不快感があったり、外見が変化してしまったりして、本人にとっては非常に気になる症状だと思われます。

 今回のインタビューでは、4人の方が爪や皮膚にあらわれた副作用についてお話されていました。片方の膝から下に、びっしりと湿疹が出てしまった方や、色素沈着で手指が黒ずんでしまった方がおられました。指先に出た副作用を治療するために、がんの治療とは別に皮膚科にも通っているというお話もありました。

 

・抗がん剤の種類によって、皮膚のただれの色素沈着があったり、爪が欠けやすくなったりした。皮膚科も並行して受診している。(50歳代前半・女性)

 

 

その他の副作用

 抗がん剤の副作用は、人によって症状の種類や重さに違いがあります。ここまでご紹介した副作用以外にも、インタビューの中では、酷い口内炎や、便秘・軟便・下痢などの便の問題、全身の痛みなどを感じた人もいました。すべてはご紹介しきれませんが、ここでは2人のお話をご覧ください。

 

・口内炎ができて、歯磨きが少ししかできないほど痛かった。(60歳代後半・男性)

 

・医師が男性だったので言えなかったが、色々な副作用が出る中で、後産のような膣の痛みもあった。(60歳代後半・女性)

 

 

1 抗がん剤の治療を続けるうちに、副作用の症状がおさまるまでの日数が長くなってきた。 2016.02.10
2 はじめは副作用を感じなかったのに、3クール目から体のつらさや白血球の減少が出てきた。 2016.02.10
3 抗がん剤治療の前に血液検査をして白血球が減っていたりすると延期になる。2回ほど治療を受けられないことがあった。 2016.02.10
4 冷蔵庫から出した大根の冷たさが一番最初にピリッと来た。 2016.02.10
5 冷蔵庫に物を取るために手を入れるだけで、手がしびれてくる。 2016.02.10
6 薬剤師はこの薬は「髪は抜けない」といっていたが、起きるたびにベッタリ抜けた。今は自毛になった。 2016.02.10
7 あまり一般的でない副作用があらわれたが、吐き気は一回もこなかった。 2016.02.10
8 抗がん剤の後1週間は、味覚がだめだったり、舌がピリピリ痛かったりが続いた。 2016.02.10
9 吐き気とだるさがあり、抗がん剤を注入している3日間もきついが、針を抜いた後の2日間は何もできないほどきつかった。 2016.02.10
10 抗がん剤の種類によって、皮膚のただれの色素沈着があったり、爪が欠けやすくなったりした。皮膚科も並行して受診している。 2016.02.10

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アイコン葉青森県健康福祉部 がん・生活習慣病対策課

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