診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から1年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:親子

備考:正確には直腸がん 

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――どんな出血だったんですか?

 

もう便が赤くなってしまったんです。昔のA病院の外科部長をやったという先生が開業しているんですが、うちの女房がよくそこの病院に行っていたものですから、そこは痔もやるし、そういう簡単な外科手術はするしということで、そこに行ってみたら「もう5段階のうちの4段階目ですよ。急がなきゃだめですよ」と言われました。

 

――もう、そこですぐに言われちゃったんですね。

 

ええ、私はそのときは予想していましたから、びっくりもしませんでしたけどもね。

 

――奥様は、お父さんの病気を聞いたときにびっくりしたとか、そういうことって、例えば、血便があったときは奥様には話されていたんですか?

 

しゃべっていましたけども。「痔でないの?」とか、お互いにそんなもので、私のほうが逆に、これはがんだなとは思っていました。

 

――じゃあ、奥様は、痔だと思っていたのががんになって。

 

でも、話を聞いて説明をしたら納得してしまったし、とにかく早く手術しなきゃだめだろうから。

 

――じゃあ、みんなが一緒の方向を向いて治療に応援できたということで。

 

そうでしょうね。そうですね。