診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から1年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:3世帯以上

備考:正確には直腸がん 

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いろいろな人たちが、そっちがいいからすぐ手術して肝臓を取ってもらえとか。

もう一人の人は、Cじゃなければだめだとか。

ええ、こういうふうに言われているんですけども、もし、あれだったらどうでしょうかという話をしたんです。そしたら、「どこに行っても同じだよ」と言われました。

先生じゃないんですけども、そのー、「電話しても同じだよ。Aにも先生はいるので同じことしかできないよ」という話になって、落ち着いた状況なんです。それも先生に話しましたけどもね。

私のほうでは、先生だったら先生という気持ちがありましたものですから。

 

――ただ、いろいろ勧めてくれたから、ちょっと揺れ動いたみたいな?

 

周りからいろいろありましたもので、どうしたらいいかわからなかったものですから。

 

――そういうときってどうですか? すごく迷いました?

 

迷いましたよ。先生に2回ばかり電話したりなんかしていましたから。相談という形ですね。

 

――今のA病院でそのまましようといった決断をするときって、どんなことが基準で?

 

やっぱり、病気がこういう病気ですから、どこの病院に行っても同じことしかできませんよという感じだったんです。ですから、言われるのも、それはその人の経験で言ってくるものですから、皆さん私のことを思って言ってくれているんですよね。それを無下にもできませんので、いろいろ先生に相談したりなんかしたんですけども、結果的には今のまま、先生にお願いするという形になりました。

 

――そうですね。その辺は本当に、多分、がんの治療をなさっている人はいろいろなところで迷うんですよね。とてもいい話を伺えました。移っちゃう人もいれば、移らないでそのままの人もいるしね。最終的に主治医にきちんと相談なされたんですね。

 

そうですね。先生に、人からこういうふうに言われたんですけども、どうでしょうと。先生は「同じだよ」ということを言われたんです。

たまたま外来で行ったときに先生に会いまして、「この前電話で相談しましたけども」「どこに行っても同じですよ」ということで、「引き続きお願いします」ということで。