診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から6年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には横行結腸がん 

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手術をしたら体がすごく楽になったんです。これは全部悪いところを取ったと思えるような瞬間でした。

3日目から歩いてくださいと言われて歩いて、そのときはちょっとフラフラしたんだけども、だんだんと手術する前よりも楽な感じで、体がすごく良くなった感じがして、「ああ、これで助かったんだな」と思ったんです。そのときが一番良くて、

 

今、思えば、それが(仕事が)元気のもとになったのかなと思っています。よその人の話を聞けば、抗がん剤をやればずっと寝ているとかと言うので、寝ていたいですけども、1日は暇をもらって、土曜日は日曜日の分もチラシを入れないといけないから忙しいわけですよ。

その間も銭湯には行ったんです。楽しみでね、手術してからの銭湯って楽なんです、貧血がないから。

 

――前はお風呂に行ったらフラフラしてたんですね。

 

フラフラして、年のせいなんだと思って、1回は倒れたけども、いつも上がってくればフラフラとするんです。着替えをするときに吐き気がしたような気がして、みんなで、「あら、真っ青だよ」と言ってくれて、「ああ、そうなの、いつもこうなのよ」とか言っていました。手術をしたらそういうこと(吐き気、ふらつき)もなくなって、楽で楽しくて。