診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から1年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:3世帯以上

備考:正確には直腸がん 

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半月くらい集中治療室にいたような感じですから、その間は、全然覚えていないですものね。全然というかチョコチョコっとしか覚えていないです。あとは、そこにいたときたら、やっぱり幻想みたいな感じで。

 

――やっぱり、術後はありましたか?

 

ありましたね。2回くらいありましたね。

 

――どんなことがありました?

 

自分の体がどうなっているか。

 

――それが何か頭の中で混乱しちゃう感じですか。

 

混乱というのじゃないんですけども、結局、例えば、大腸の状況がどうなっているのかとか、そういうのが夢に、ボワーと出てくるんです。

 

――この辺に出てくる?

 

そういう感じがありました。分かれているのかなとか、どういう状態かわからなかったものですから、最終的にどうしたらいいか考えていました。

 

――自分の中で一生懸命考えていたんですね。

 

考えていたんですね、多分。何か細胞みたいのでつくって、それを成長させてとか。

 

――いろいろ考えていたんですね。

 

考えてというか、幻みたいな感じで出てきたんです。

 

――それは何日目くらいですか?

 

これは、戻ってきてからですから、集中治療室を出てからです。

 

――出てからですか。

 

去年ですから、6月中旬過ぎくらいかなと思います。

 

――じゃあ、結構、自分で動かれるようになってからですね。

 

そうですね。そのときから、幻想というんですか、何かわからないんですが。

 

――先生にお話しになりました?

 

それはないですね。

 

――一人で抱えてたんですか。(笑)

 

何か、そういう話はちょっとおかしいなと思いまして。(笑)

 

――でも、2~3日くらいで落ち着いたんですか?

 

そうですね。夢みたいな、幻みたいなのが、細胞がつくっているのかなとか、スパイがとか。(笑)その2つですね。

 

――今もだれにも言っていないんですね、密かに。(笑)

 

言ってないですね。それがあったのは1週間くらいですかね。