診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から1年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:多発肝転移 

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でも、肝臓にもあるし、子宮にもあるし、ということなんです、私の場合は。結局、両方とってしまわないと意味がないということだし、一つ残しても、また次の可能性があるから、手術しても意味がないということが言えるんですね。

 

やっている間に別の問題も出てきたんです。説明は先生がちゃんとしてくれるからいいんですけども、肝臓だけでなく、子宮まではびこっていたみたいです。こっちのときに、子宮にもということで、初めてこれを見せられたときに「うん?」ということで、先生に聞いたら、子宮にもそういう腫瘤があるということでした。

 

――それは、そのときに初めてわかったんですか?

 

これを見せられたときに、初めて子宮にもあるんだなということがわかったんです。だから、「これは困ったな」と思っていました。安易に考えて、これがわかった段階で、あの、婦人科のほうも受診したんですよね。そしたら、確かに腫瘤があるし、がんではないけども炎症が見られるというので、そっちのほうも診察をしているんです。そのときは、婦人科のほうは結局、抗がん剤で様子を見るより仕方がないということなんです。

 

――それは子宮のほうに、がんではないけれども腫瘤があるということなんですか?

 

はい。腫瘤というか炎症と先生は言いましたけどもね。

 

――炎症。

 

そうこともあるから、私としては、今度受診するときは、それががんではないけども、炎症があるということは、それががんに移行するかどうかということですよね。そのほかに、大腸からの、あれで腫瘍があるということだから。