診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から2年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には虫垂がん 

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でも、かつらも大変ですよ。私、つくらなきゃよかったと思った。

 

――つくられたんですか?

 

2つつくったの。最初、出来合いのやったの。やっぱり自分に合わせたほうがいいかなと思って、ちゃんと型をとってやると20万円以下はないの。

 

――高いですね。

 

だけど、1回しかかぶらなかったの。(笑)

 

――そうなんですか、1回しかかぶらないで済んだんですか?

 

(髪の毛が)出始めてね。だから、これは薬さえやめれば出てくるものだから、高額なかつらはいらない。そういう人には必要ないということ。ちょっと我慢しなくちゃならないけど、何カ月かはね。ショートにすれば、私もそれでショートにしちゃったけどね。長いと、髪の薄いのは余計目立つのね。短いとそれほど気にならないですよ。

 

私も、去年の12月の公会堂のステージに立ったときは、かつらをつくったけど、かぶらなかった。かぶらないでやって、わからなかったですよ。短くショートにしちゃったら、そんなに気になるほど目立たなかった。大丈夫だよって。結局、夏は暑くてかぶれないし。(笑)

 

だから、必要ない。あればかりは無駄だったなと思った。だから、手づくり帽子でちょっと我慢して、あと、外へ行くときはおしゃれな帽子でもかぶってとかやれば、いいんじゃないかしら。毛が抜けた人はね。男の人なんて、髪の毛なくても平気で来てるけど、女の人は、やっぱり、みんな帽子かぶって来てますね。