診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から6年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には横行結腸がん 

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――大きく切ったとなると、例えば、温泉に行ったりとか、最初は勇気が要ったんじゃないですか?

 

行きました。先生がね、「あたりの人が気を遣うんじゃないか」と言ってくれたのよ。私は何度も行っているし、あたりの人も大体知っている人しか行かないんだもん、銭湯ね、みんな、「あらぁ、気持ち悪い」と面と向かって言うわけです。「そう?」って、いつも行っている何年来の仲間だから。お風呂に入れば余計に赤くなるんだものね。止めた後のほうが余計強く出るから、熊手みたいに見えるのね。「ええっ」とかみんな言うんですが、気にかけないで行っています。あつかましいんだよね。(笑)

 

――じゃあ、特に自分の行動は変えずに銭湯に行ったり。

 

はい。

 

――そうですか。周りの人も「あらぁ」って、あっけらかんと言ってくれるのは楽ですよね。

 

そうそう、楽です。このごろ「あら、目立たないね」とか言って、「うん、そうだよ」とかって言っています。でも、なかなかやっぱり皆さんは行かないと思います。お目にかかったことない。家で入っているのかな、行かないのかもしれません。