診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から2年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には虫垂がん 

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――飲み薬ですね?

 

飲み薬ですね。UFTというのとユーゼルというのが2つ。見たら、直腸がんの薬って書いてあったよ。錠剤とカプセル。カプセルが抗がん剤で、丸いのが効き目をよくする補助的なあれ。補助的なほうが高いのね、お薬ってね。抗がん剤そのものより。調べたら、こんな1錠が3,000円って書いてあったの。はっ?ってなったよ。先生が「飲み忘れたとき2回分一遍に飲まないように」って言うからのけておいたでしょ。「そういうとき、薬は捨てないで取っておくんですよ」って言うから、何でこんなの取っておかなきゃいけないのかしら思ったら、「高いんですから」って。いくらなんだろうとインターネットで調べたら、1粒が3,000円近い。高いって言うはずだわと思って。(笑)だもの、月に1回行って1カ月分もらってくると、8万円近いわね。

 

――じゃあ、医療費も大変ですね。

 

医療費、大変ですよ。漢方は市内で、別な先生にもらっているでしょ。そういうのを足すと、8万はいきますね。

 

――月8万?

 

ええ。頻脈の薬も大したことはないけども、でも、これも一緒にもらうからね。でも、抗がん剤だけで自己負担が3割で7万4,000円近いから。

 

――高額医療(高額医療保険制度)とかを使われて?

 

でも、2カ月か3カ月後でしょ、入ってくるまで。みんな自分で立て替えなきゃならないでしょ。