診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から8年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:正確には横行結腸がん 

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仲間があると、やっぱり腹の底から全部しゃべれるんです。皆さんもそうだと思いますけども、何年も前から友だちだったというふうに感じるんです。普通の友だちだと、慰めてくれるだけでしょう。「わかります、わかる、わかる」とかと言うんですけども、やっぱりなった人でないとわからない部分ってあるでしょう。なった人たちはやっぱり、わかり方が違うというか、そういう感じです。だから、どこでも集まったときに、「元気でしたか」という話を聞くだけでもとてもいいなと思うんです。

 

――どういうきっかけで、(患者会に)入ったんですか?

 

A市に「健康まつり」というのがあって、たまたまそこに行ったときにその方たちがいたんです。入りたかったんですが、でもなと思って、いろいろな新聞に載ったりしていたのもあって、1年くらいしてから正式に入ったんです。

 

――それはやっぱり、そういう仲間が欲しいなとか、情報が欲しいなということで?

 

そういうのもありますけどもね。例えば、去年あたりから入って来た方と、とてもすぐに友達になるというのが珍しくて、こういう場だからかな、こういう会だからかなと思うんですよ。みんな仲間という感じだから、何十年も付き合った友達と同じくらいに密度が濃いというか、何となくそんな感じです。