――今、治療を終えて「Rの会」なんかでいろいろな人に会って、がんに対する考え方は変わりましたか？

そうですね。いろいろな治療法があるんだなということも、お互い言う時間もあって、「こういうふうにして良くなったんだよ、ああいうふうにして良くなったんだよ」ということを聞けば、自分は大腸だったけども、今度は何のがんになるかわからないし、そのときはこういうふうにすればいいのかなと思うときがいっぱいあるんです。

――（治療法の）情報もたくさん今は持っていらっしゃるんですね。

聞いても忘れるんだけども、また会ったときに聞けば教えてくれるから、メモをしているわけじゃないからすぐに忘れるんです。だから、また会えば「どうやって、こうやって」と親切に教えてくれるから、安心といえば安心です。