診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:

備考:肝臓がんも発病 

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入院仲間も結構、主治医の先生についている仲間がみんな結構明るい仲間で、待合室が患者会みたいな状態で、待ってる間、結構みんな笑ってるんですよ。だから、ほかの患者さんたちに、「あんたたち、何でそんなに明るいの。みんながんなんだよね」とかって言われたりして。そういうネットワークは強いですね。でも、私の友達は、ほとんど乳がんなので。

女性ばかり集まってるというのもあるんですけど。

 

――お休みの日なんかにも、患者仲間の方と一緒に?

 

何とかもらったからお料理してとかって、一人の人がその人のところに持っていくと、その人がつくって、じゃあ、届けるからって届けてくれたりとか。

 

――ご自宅まで行き来して、お互い。

 

そうそう。そういうつながりは、みんな命のニンジンをぶら下げてあれした(闘病した)仲間だと思えば。

 

――「命のニンジン」。

 

目の前に命のニンジンがぶら下がってるような感じがしません?入院するときって、わりとみんな整理したりしてきて、入院したりしてるから、入院しているベッドのところでも話もしたし。

私はこのアバスチンの治療のために2~3日入院しなきゃいけなかったんですよ。そのときにまた新しい仲間ができたりして、そういうつながりが、その後、退院した後に通院したときに、それが継続されていくっていうか。亡くなっていく人もいますけれども、元気で会えるとまた、久しぶりだねとか、そういう感じですね。みんなそれぞれ3週おきだったり2週おきの人もいるし、だから、いつも会えるわけじゃないけども、何人かと次々会えるというか。だから、「病院に来て元気になる」って友達は言っています。