診断時:50歳代前半 インタビュー時:診断から1年(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:3世帯以上 備考:正確には直腸がん |
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あとは、基本的にがんについての知識みたいのが、最初から教えてもらえればいいかなと思うんです。自分でいろいろ調べるんじゃなくて。本なんかはいろいろあると思うんですけども、私は全然わからなかったものですから、退院してからいろいろ調べたり、レベルが何だというのもわからなかったんですから。
――最初はレベルはいくつと言われたんですか?
わからないんです。
――退院のときは何て言われたんですか?
退院のときはこっちはもう何もないと。
――結果は教えられても、がんのレベルがいくつということはあまり……。
それで、肝臓に転移していますから、いい抗がん剤がありますから、じゃあ、手術しましょうという感じしかなかったんです。いつまで抗がん剤をやっているかというのもわからないです。
――そうですね。
やっぱり、抗がん剤をやっているときは、今でも朦朧とするときもありますし、何もしたくなくなるときもありますし、そういうのはありますよね。
――やっぱり、やった後は1週間くらいはつらいですよね。そうか、2週間に1回だから、半分はつらい生活をしなくちゃいけないからね。
やっぱり、そういう病状なり、がんなりというのは、基礎的な知識というのがあると思うんですけども、そういうのをある時期に教えてもらえたほうがよかったかなと私は思うんですね。
――そうですね。これからの生活についてとかもね。
調べていって大体わかってきたというか、まだ、わからないですけども。
――そうですね。もう少し詳しく説明をしたりとか、情報をきちんとした形で、自分が調べるというより、きちんとしてほしいということなんですよね。
そうですね。そういう時期になればわかると思うんですけども、全部初めての体験だったものですから、皆さんそうだと思いますけども。