診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:親子

備考:正確には直腸がん、再発肺転移 

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病気になって、自由な時間ができたじゃない。例えば、夕べ寝不足であっても、昼間ちょっと休めるからいいやと思う。

仕事がなくなれば、心にも余裕が出てくる。それでも、やっぱり何かやったほうがいいなと思うじゃない。それが病気になったいい面だね。

 

これからどう生きるかなとか、今まで何をやってきたのかとか、自分を見る時間を与えてくれた。

 

今までは、明日仕事に行って、これをやって、あれをやって、今日、家に帰ったらあれをやって、ただそれだけ。自分を見つめるというか、具体的に見る時間がないわけ。仕事が終われば、「あぁ、一杯飲みに行かないばまね(だめだ)」。一杯やってから、「あぁ、眠い」だじゃない。病気をしたため、自分を見つめる時間ができた。いいなと思っています。