診断時:70歳代前半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考: 

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私の運のいい一つなんですけれども、A市の健診センターというのがありまして、ここでCT車というのがあって、旧G町の健康まつりというのをやるんです。保健師さんたちが相談を聞いてくださったり、そういういろいろなのがあって、そのとき、私もちょっと手伝いに行っていて、そしたら、この車がいまして、私、体を輪切りにして見るというのに興味があったんですよ。普通のレントゲンしか撮ったことないから、輪切りにしたら何か出てくるんじゃないかしらという感じで。(笑)「撮ってもらいたいけど、いくらするんですか」と言ったら「1万円」と言うんですよ。そして、このとき、動脈硬化率とかも調べてあげますということでね。

 

―――この車でですか?

 

この車と、動脈とはまた別ですけれども、同じ健診センターから行っていて。こっちは2,000円だかだったんですね。「お金がない」って言ったら、「あとで請求書を送りますから」って言われて、「だったら診てもらいます」ということでやったの。

 

―――たまたまですね。

 

たまたま、来てやったのが右中肺野繊維性変化が出たんですよ。

 

―――このCT車で?

 

そう。CT車で診ていただいてわかったので。

 

―――その場でこの病名を?

 

病名はもちろん、CT車が一旦帰って、全部あれして、それから請求書と一緒に、こういう結果が出ましたと送ってきたんです。

 

一応、6カ月から1年たって、私、そのとき6カ月以上たってから行ったと思うんですよ。そしたら、F病院では、異常は見つからない。CTみたいに輪切りじゃなくて、普通のレントゲンで何もありませんと言われました。それでも、1年ぐらいと言ったかしら、もう一回来てみてくださいというので、一応行ったんですね。

 

最初はね。最初は異常なしで、私、1年ぐらいたってからまた行ってみたんですね。そしたら、ちょっと右の肺にポツンと、箸の先みたいなのが見つかって、これが何だかわからないので、D病院で検査してもらってくださいと紹介状をいただいて。

 

D病院は、書いていただいてすぐ行って、診ていただいたら、確かにポツンと陰は見えるけど、あまり小さくて何だかまだわからないので。6カ月ぐらいしたらまた来てくださいと。ですから、見つかってから手術まで3年たってるんですよね。