関係 / 他のがん患者の方へのメッセージ
ここでは、他のがん患者へのメッセージをご紹介します。闘病の体験から学んだこととして、がん保険などの経済面の備えなど、具体的な対策の必要性があげられたほか、健康診断を受診することの大切さが語られました。自分の身体は自分で守り、治療に関しては医者のアドバイスを仰ぐことが必要という方もいらっしゃいました。希望をもつことが大切という声もありました。
自分自身の努力の大切さ
・自分自身で身体を守るしかない。そして、先生のアドバイスは参考にし、家族も努力することも必要。(70歳代前半・男性)
このように、医者からのアドバイスにより食事の改善が必要な方もいらっしゃいます。家族に配慮してもらうのも大切ですが、一方で本人の努力が必須と感じることもあるようです。
・焦らないでゆっくり。自分自身が食べ物とか仕事とか十分注意してやらなければ、がんの克服はできない。(70歳代前半・男性)
・普段の生活パターンを変えていくことが大切。(50歳代後半・男性)
健康診断の受診の大切さ
その他、健康を維持することとがんを早期に発見することが大切だと語った方がいらっしゃいました。早期発見には定期的な健康診断を受けることが大切です。診断のおかげでがんの発見をした方は少なくありません。
次の方は、ご家族の腎臓移植のために健診を受けたところ、ご自身にがんが発見された背景がおありです。そういう意味で、健診を受けるきっかけをつくってくれたご家族に感謝の気持ちを語っていらっしゃいました。
・とにかく健康診断が大事。やれば発見されて治る方が相当多いのだから、60、65歳を過ぎた人はとにかく健康診断を受けるようにすべき。(50歳代後半・男性)
・症状が出てきてからでは遅い。時間が惜しいとか思うかもしれないが、健診をやらずして、楽しむことも楽しめないはず。(50歳代後半・男性)
希望をもつことの大切さ
“がんは怖くない。前向きに治療をすることが大切で、決してあきらめてはいけない”、というメッセージもみられました。次に紹介する方は、治療や予防に関する心がけだけでなく、病気に負けない強い意志が必要であることを強調しています。
・前向きに治療をやること、希望をもつことが大事。(50歳代前半・男性)
さらにこの方は、がんに対する前向きなメッセージが、多くのがん患者を勇気づける役割を果たしていることをお話ししています。
・“がんは怖くない”というメッセージは一番勇気づけられる。(50歳代前半・男性)