治療 / 放射線治療の副作用
ここでは、肺がんの放射線治療による副作用に関する語りをご紹介します。
一般的に、疲れる・食欲がなくなるといった全身の症状に関しては、個人差がかなりあり、全く感じない方もいれば非常に苦しまれる方もいらっしゃいます。
放射線治療の主な副作用は、治療される部位(ここでご紹介する語りの中では、頭部や頸部が該当します。)に起こります。
インタビューを受けてくださった方の中には、食欲不振のような全身症状を主に感じたという方がいらっしゃいました。
その一方で、全身症状と共に声枯れや下痢・便秘を経験された方もいらっしゃいました。また、直接放射線の照射を受けた部位に炎症がおきたため、日常生活で不便を感じたという声もありました。
●体に力が入らない、声枯れ、下痢、便秘、食欲不振、立ちくらみ(ひどいときには数秒)失神(60歳代後半・男性)
●痰を出すと血が出るので、転移したのかと思った。放射線照射を受ける食道や胃が炎症をおこし、溜飲に違和感を覚えたり、もたれたりする(50歳代前半・男性)
他には、「甘いものが苦手になった」というように、味覚の変化を感じた方もいらっしゃいました。