発見 / 発見までの経緯
ここでは、肺がんがわかった経緯(どのようにしてわかったのか、何をきっかけにしてがんが判明したのか)についての体験を紹介しています。
肺がんの一般的な症状は、なかなか治りにくい咳や胸痛、呼吸時のゼーゼー音(喘鳴:ぜんめい)、息切れ、血痰、声のかれ(嗄声:させい)、顔や首のむくみなどが挙げられます。
これらの症状が現れたことをきっかけにして病院に行き、肺がんが発覚したケースもありますが、症状がなく、定期健診やたまたま受けたCT検査によって肺がんの疑いを持った人もいらっしゃいました。
●風邪で来院したが、その後の検査で胸水を発見した(60歳代前半・男性)
●健康祭りに来ていたCT車でたまたまCTを写したところ、影が見えたという結果が出た(70歳代前半・女性)
●職場の健康診断で発見、一瞬ポカンとした(60歳代前半・女性)
●のどの痛みが時折あり、職場の定期健診でも要精密検査になった(50歳代前半・男性)
扁平上皮がんや小細胞がんに多い肺門型の肺がんは、早期から咳、痰、血痰が出やすいと言われています。他方、腺がんに多い肺野型の肺がんは、がんが小さいうちは症状が出にくいことから、上のケースのように、定期健診や人間ドックで見つかることが多いと言われています。
なかには、発見までに時間がかかったという体験もあります。
●健診で影が見つかるが、その年は大丈夫といわれ、翌年の健診で影が濃くなっていた(70歳代・男性)
その他には、別の病気で病院に行き検査や入院をくり返した結果、肺がんが見つかったという方や、腸閉そくと肺炎で入院した時の精密検査でたまたまはがんが見つかったという方もいらっしゃいました。