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生活 / お金の問題

 

 がんの治療にあたっては、検査費、手術費、薬代など様々な経済的負担が発生する上、治療の長期化や再発などのリスクがあり、経済的な不安が生じます。

 

 ここでは、そのようながん治療にまつわるお金の問題についての語りを紹介します。

 

 

経済的負担

 

 厚生労働省の調査※1によれば、肺がんの平均在院日数が27.2日と発表されており、約1ヶ月前後の入院期間になっています。入院期間が長くなればなるほど経済的負担も大きくなります。治療法により個人差があると思われますが、手術などの治療費以外に、検査のための入院にも高額なお金がかかるようです。

 

※1:厚生労働省 患者調査 平成21年(平均在院日数;気管,気管支及び肺の悪性新生物)

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/08/index.html

 

・検査入院にもお金がかかる。手術後の入院費用も気になったが、後々のことを考えると、手術をしたくないとは言えなかった。(60歳代前半・男性)

 

 このように、がん治療には様々な経済的負担が生じますが、お金を掛けても完全に治る保証がありません。中には、どこまで治療費にお金をかけたらいいのかということを迷うことがあります。

 

 先ほどの方は、以下のように、経済的負担とその治療の程度に迷われた体験もされていました。

 

・お金を掛けて手術をしても、その後どうなるのか保証がない。(60歳代前半・男性)

 

 また、がん闘病の過程では薬による治療を何年も行うことがあります。それらの薬は種類でお金のかかり方が異なってきます。以下のお二人は、負担可能な治療費の範囲での治療の選択を迫られる体験をされていました。

 

・薬の種類で3択を提示された。(60歳代前半・男性)

 

・イレッサ服用はお金がかかるので、治療の選択に迷いが生じた。(60歳代前半・女性)

 

・死ぬまで薬を飲み続けていかなくてはならない。(60歳代前半・女性)

 

 

  これらの経済的負担は、時には家族にかけてしまうことがあります。がんを患ったことで精神的な負担を掛けてしまった上に経済的な負担を強いてしまうことになった場合、大きな葛藤をかかえてしまいます。

 

 次の方は、娘3人に精神的にも経済的にも助けられましたが、その負い目を語っていらっしゃいました。

 

・子どもたちにも経済的な負担を掛けてしまい、つらい。(60歳代前半・女性)

 

 

 

治療情報の必要性

 

 このように、経済的負担と治療法の選択は密接に関わっており、家族への負担を強いることも生じる場合があります。そのため、患者の状況に見合った最善の治療法の情報は不可欠になるようでした。

 

・患者の経済状況やくらしにあった治療法の情報を、早めに(はじめる前に)提供してほしい。そういうデータがあったらいいなと思う。(60歳代前半・女性)

 

 

 

保険

 

 今回の肺がん経験者の中では、がん保険の加入者の方が未加入者よりも多くいらっしゃいましたが、治療費を健康保険の範囲でカバーができた方や、がん保険でカバーされた方がいらっしゃいました。保険の種類は、民間のがん保険、郵便局の保険、共済保険など多岐にわたりました。

 

 次の方は、手術費用とCTやMRIの高額な検査費用を保険でまかない、その他の治療費は健康保険の高齢者の1割負担でカバーがされたようです。

 

・高齢者のため1割負担で思いのほか安かった。また、手術費用や検査費用がかかるので、がん保険に入っていて助かった。(70歳代前半・女性)

 

 がん保険に加入したことで経済的なメリットを感じられた方は多くいらっしゃいます。加入のきっかけは様々であり、昔から偶然に加入していた方もいれば、ご家族がたまたま保険をかけていてくれていた方もいらっしゃいました。また、ご家族にがん患者がおられて、万が一の際に備えて保険に加入されていたという方もいらっしゃいました。

 

・がん県民共済に加入していてよかった。(60歳代後半・男性)

 

・がん保険に加入していた。たまたま入っていたのだが助かった。健康保険と合わせると大分カバーできた。(50歳代後半・男性)

 

・たまたま家族が郵便局でがん保険に加入してくれていて、心配なかった。(50歳代後半・男性)

 

・現職時代からがん保険に加入していたので、大方がカバーできた。(70歳代前半・男性)

 

 

一方で、残念ながらがんが後発した場合、がん保険の加入対象外になってしまった方もいらっしゃいます。

 

・がんになったあとに、がん保険に加入することが出来なかった。(60歳代前半・男性)

 

 中には、がん保険に加入していなくても、健康保険の範囲で治療が行えたり、休職中の経済補償が得られて経済的に救われたりした方もいらっしゃいました。

 

 例えば、がん保険には加入していませんでしたが、抗がん剤治療もなく、国民健康保険の範囲内で治療を行い、経済的な問題はなかった方もいらっしゃいます。また、所属先の福利厚生で経済補償を得られた方もいらっしゃいます。

 

・公務員の共済組合から休職中の経済的な補償があり、幸せだと思った。(50歳代前半・男性)

 

 

1 検査入院にもお金がかかる。手術後の入院費用も気になったが、後々のことを考えると、手術をしたくないとは言えなかった。 2016.02.08
2 お金を掛けて手術をしても、その後どうなるのか保証がない。 2016.02.08
3 薬の種類で3択を提示された。 2016.02.08
4 イレッサ服用はお金がかかるので、治療の選択に迷いが生じた。 2016.02.08
5 死ぬまで薬を飲み続けていかなくてはならない。 2016.02.08
6 子どもたちにも経済的な負担を掛けてしまい、つらい。 2016.02.08
7 患者の経済状況やくらしにあった治療法の情報を、早めに(はじめる前に)提供してほしい。そういうデータがあったらいいなと思う。 2016.02.08
8 高齢者のため1割負担で思いのほか安かった。また、手術費用や検査費用がかかるので、がん保険に入っていて助かった。 2016.02.08
9 がん県民共済に加入していてよかった。 2016.02.08
10 がん保険に加入していた。たまたま入っていたのだが助かった。健康保険と合わせると大分カバーできた。 2016.02.09

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アイコン葉青森県健康医療福祉部 がん・生活習慣病対策課

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