診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から2年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:1人暮らし

備考:

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本当に。今つくづく思うもの。だから、今こうやって、しかも死ぬまでその薬を飲み続けなければいけないと言われて、「ええ?」って。というのは、今飲んでいる薬は治癒薬ではないんだって。病気をやっつける薬じゃないんです。増殖を抑える薬なんだって。ということは常にそこでがん細胞がとまっているということでしょう。

 

――そうですね。

 

だから、ちょうどこの右鎖骨のこのあたりを触るとリンパ節がコロコロと触るんです。左はないけど。先生がこれだって言うんだよね。本で見た限りでは、ここのリンパ節に来て次にどこに行くかといったら、骨か血液か頭かということが書いてあったの。

 

自分でまさかここに来るとは夢にも思っていなかったし、でもこれが自分に与えられた運命ならそれはそれでしようがないと思ったけど、1カ月たって触っても小さくはなっていないものね。検査の結果がどういう状態で出るかわからないけれども。

 

だから、死ぬまで飲み続けるんだって。そう考えると、すごいお先真っ暗じゃないですか。