診断時:60歳代前半 インタビュー時:診断から10年(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況: 備考: |
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じぇんこ(お金)のことを考えれば、たとえ今、こうやって普通で、もし何か見つかって摘出しなければならないとなった場合、取ってその後どうなるものか、だれも保証がないよね。その後、コロッと逝くものか、酸素ボンベを背負って歩かなければならないものか、わからないもの。このまま自然的にいくのか、何年も持って、このまま除々にいくものか、そこを一番に考えて、がんのことよりもそっちのほうなんです。
――今後どっちにいくかという……。
だから、取ってもお金がかかるし、寝てしまって、あとから手術をしなければよかったと思っても、もう手遅れだから。発見したときは、いつも医者に行っているから、このとおり元気だし、ずっとこのままで行ってどうなるか、そこを迷っていました。