|
診断時：50歳代後半 インタビュー時：診断から2年（2009年） 性別：男性 保健医療圏：青森地域 世帯状況：親子 備考：前立腺がん、腎臓がんも発病 |
| 下↓の▶ボタンをクリックして音声を聞く事ができます。 |
当時、２年前の最初のがんは私自身がパニクっていたんですね。
ですから、あとで本を読んでからわかったことですが、当時、先生に言われて、「はい」「はい」ばかりで「先生にお任せします」「先生にお任せします」と言っていたんです。それが一番悪かったと思います。
今、聞かれたように自分の意志を、いくつかの選択肢があるのにもかかわらず、本来ならばその一つ一つに対して、自分がはっきりといろいろなことを聞いたり、あるいは問うたりすればいいものを「はい」「はい」と言いながら「先生にお任せします」と言うことによって、先生は手術が一番いいでしょうという形でとったと思うんです、結果としては。
かといって、それが悪かったとは思っていなくて、手術はやはりしたほうが良かったと思っていますけれどもね。つまり、選択するほどのものがあったにもかかわらず、そのときは、１回目の２年前は全くそれを考えなかったというのが現実かなと思うんです。