診断時:60歳代前半 インタビュー時:診断から2年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:1人暮らし 備考: |
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発見されたがん巣を取るための手術をしたときに、もうリンパ節に転移しているということでした。
――手術の最中にわかったんですか?
そういうことなのね。リンパ節というのはレントゲンには映らないらしいのね。CTでないと、しかもPET・CTでないとはっきりしないみたいなんですよ。結局そういうことで、初期がんが進行がんにドーンといっちゃったんです。
もちろん手術して入院して治療を受けた後に化学療法です。要するに、抗がん剤もやらなきゃいけないと言われて4クールやりました。1月から3月まで3カ月かかりました。あれは嫌だよね。食欲はなくなるし、具合は悪くなるし。たまたま寒い時期だったから横になって自分をごまかしていたけれども、お天気のいい日にそんな具合になったら、本当に、ストレスが一番悪いと言われるけど、そういう悪循環でストレスだらけですよね。でも自分はまだそのときでも、手術して抗がん剤が終わったらまた仕事に復帰できると思っていたんです。
ところが、最後の抗がん剤をやったときに細胞の基準値が異常に下がって、あと1回で終わりだったから仕事に復帰していたんですけども、その抗がん剤をやった結果、数値が下がり過ぎて合併症の危険があるから絶対安静と言われて、要するにドクターストップがかかってしまったわけ。それはもう意外で、手術から3カ月近く仕事も休んでしまっているから、もうこれ以上は休めないし、仕事場にも迷惑をかけたくないしということで、やむを得ず、結局退職せざるを得なくて退職しました。つらかったわね。