診断時:60歳代前半 インタビュー時:診断から2年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:1人暮らし 備考: |
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結局、病人だと思えば、はっきり言って周りも相手にしないじゃないですか。見た目は何ともないし、少しくらいの作業だったらできるけれども、再発したことによって、やはり第三者は敬遠するようになったんです。
その前は手術が終わって何ともなかったから、いろいろな畑作業でも田んぼの作業でも手伝っていたんだけれども、再発したということでそれが声もかからなくなったのね。そういうときは自分から声をかけていけばいいんだろうけど、でも、もう一歩深く考えれば、そうやって行ってまた悪くなるようなことになったら迷惑だよね。
そういう余計な、考えなくてもいいことを考えてしまいますね。ストレスを溜めるなというけども悪循環です。「明るくしていなさい」なんて、特に周りに元気な人がいっぱいいれば理解してもらえないんだもの。見た目は何ともなくて、あの人何あんなフラフラしているんだというような感じで思われて、思っていないかもしれないけども、こっちとしては思われているんだろうなと思ったりするんですね。
子供たちは若いし、いろいろな知識を見て知っているから、これはこういう病気だって見てとらえられるけど、それ以外の人はね。「がん」という病名が悪いよね。