診断時:50歳代前半 インタビュー時:診断から4年(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:親子 備考: |
下↓の▶ボタンをクリックして音声を聞く事ができます。 |
柔軟といいますか、その分は誰かに負担はかかっていたんですけれども、結局、私の直属の上司の方が夜遅くまで仕事をしたりとか、土日に出て仕事をしたりとか非常に負担をかけたと思います。
○○年4月に私がそこのポストに行ったのも、前にその仕事の係をやったことがあるもので、新しく来た上司を助けるというか、その方を補助するために私がそこに配属されたんです。補助するために行った人間が肺がんになって仕事ができなくなったものですから、目的で置かれたポストなのにその仕事をやっていないという、そういう負い目があったんですけれども、その直属の上司がそういうふうに理解してくれる方で、その分は自分が頑張るというふうな気持ちで、その方が頑張ってくれたんです。
仕事がいっぱいあっても5時の通常勤務の後に、私には「帰れ」と言ってくれるんです。「帰れ」と言っても私もなかなか気が引けるから帰らないわけじゃないですか。そうすると、その上司も「おれも帰るから」ということで一緒に帰って、後で聞いた話なんですけれども、10時頃にご飯を食べてからまた出てきて仕事をしているんですよ。10時から2時とか3時までしていたという話をほかの人から聞いて、やはり感謝ですね。
――そうですね。一応4月に終了して、5月からは本格的に職場復帰みたいな形で、終わった後は月、火、水、木、金と通常の勤務に?
そうですね。2月に復帰しましたから、2月から4月までの間は抗がん剤をやりなら仕事をしていました。