診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から10年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:親子

備考: 

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――がんになったことで、もっと時間を、自分の人生を大事に生きていこうと……。

 

大事にっていうか、趣味がまた増えたというか、元からそうだけど、集中すれば、がんが……、何て説明すればいいのか。まあ、プラスだな。集中して忘れるから。

 

そうすれば、人生って、趣味でやりたいことをやっているからプラスでないかな。それが何でも広がっていくし、人に喜ばれるし、それがすごくプラスなのさ。活力というか、大げさに言うと、生き甲斐なのさ。

 

――がんになったこと自体を受け入れているということですか?

 

受け入れることは受け入れてます。快くと言えばおかしいけども、病気と仲良く付き合うと言うけども、そういうものでないかな、仲良く。

 

――なっちゃったものはしようがないですものね。

 

うん、共存。だけども、さっきも言ったように、ほかの病気を入れないような工夫はしないとだめなんでないかな。違う病気が入ってくるとだめになると私自身、そう考えています。

 

健康になるにはよく動くとか、よくどうのと言うけども、それに悪いことは考えない。とにかく忙しい、自分の好きな趣味をやればそれにつながって、こっちにも、そっちにもって、だから、かが(女房)に頼まれたことも忘れてるって叱られる。そうすれば楽しいし、あれやって、これやってって。