診断時:60歳代前半

インタビュー時:診断から2年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:1人暮らし

備考: 

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抗がん剤を受けるといってもワンクール5万円をちょっと切れて4回でしょう。放射線だってね。

 

今思うのは、いろいろないい機械も出ているじゃないですか、薬も出ているけど。県のがん対策をやっているところに何でそういう施設ができないのかなと思う。

 

放射線にしたってでしょう。B(地名)の市立病院にあるのが今一番いい、ピンポイントに当たる放射線でしょう。PET・CTにしたってC(地名)まで行かなければならないじゃないですか。

 

――ほかの県に行ってみたりということは考えました?

 

行きたいと思ったの。本当に医療に関しては地方と都市部ではこんなに差があるということね。本当に自分でこんなに金をかけても完全に治したいと思えば、都市部に行くべきだなって思う。

 

全然違うもの。言ってくることも違うしね。テレビでしか見てないけども、こんな先生がいるんだとかこんなやり方があるんだとかというのを見ると、青森は全然遅れているものね。大きい声では言えないけれども。

 

病院にいると研修生なんでしょうね、何となく病院にああやっていると心細く感じるよね。見た目で判断してはいけないんだろうけど、やっぱり医師不足は否めないものね。

 

――それは、はい。青森は特に。

 

午前で診療が終わるんだけども、終わるのが1時を超えているものね。ゆっくり診られないんだものね。悪条件だなって思います。ここでこうやって治そうと思うほうが半分無理だっていうか、流れに沿っていくしかないという覚悟を決めています。

 

本当に自分で病気を治したかったら青森の病院はだめだよって人には言っています。自分でできないから人には言っているんです。(笑)