診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から8年(2009年)

性別:男性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:夫婦でインタビューに参加 

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【妻】この人がわりと記録を取っているもので。

 

普段は日記なんかつけないんだけども、病気になったときだけは、そういうのになぐり書きしているんです。

 

――そうですか。

 

【妻】手術のときも、入院して、直前までは、本人がやっていたんですよ。手術に入ってからの様子は私が書いて、どういうことがあった、だれが訪ねて来たとか、先生に切除した部分を見せられたときの様子とか、そういうのを私が、この人が回復室にいる間は書いて、部屋に戻って字が書けるようになってから、この人がまた書いたんです。

 

――それって、すごく大事なことですね。

 

【妻】まあね。今となってみれば。何年もたつと記憶が薄れちゃうんですよね。

 

――本当にそうだと思いますよね。

 

【妻】記録魔だから、どっちかというと。(笑)

 

――先生なのでね。

 

普段は、日記も何も書かない。ただ自分で、物を食うことだけ考えております。(笑)温泉に行ってお風呂に入ることと、楽しみはそれよりないですね。

 

【妻】あと、入院すると先生が治療計画書というのを出すでしょう。あれにいろいろなことを書いているので、それも捨てないで、綴って取っておいているので、あれも参考になります。それと、保険を請求するときに先生が書いてくれるのがあるでしょう。あれもコピーしておいて。