診断時:50歳代後半 インタビュー時:診断から1年以内(2009年) 性別:男性 保健医療圏:青森地域 世帯状況:3世帯以上 備考:正確には肺線がん |
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――かなりの回数。(笑)これが早期発見につながったんでしょうか?
ところが、そうなってないんだよね。
――そうなってないんですね。
健康診断で見つからないものが見つかったという形になってるからね。
健康診断の喀痰検査で精検(精密検査)をやったほうがいいよという形で出たのなら、健康診断も役に立ったなと思うんだけど、それでわからなくて、出ないで違うほうの検査で出たというので、定期健康診断もちょっと弱いなという感じに逆に受けたんです。
――本当だったら、健診で出てほしいですよね。
それであれば、健診も役に立つという形で、いくらでも言いふらせるんだけども、そうじゃないから、ちょっとあまり言いふらせないなという感じがある。
――体験談じゃないので、説得力が。(笑)
定期健康診断の喀痰検査でわかったんだよという形であれば、親戚の者にも、今でもタバコをふかしているやつがいるから、やめたほうがいいよとか、ちゃんと健診を受けたほうがいいよとか言えるんだけども、ちょっと違う検査だところで、言えないなという感じ。(笑)
――その辺がちょっと微妙ですね。
私も本当は健康診断あたりで引っかかって出るのが一番いいという感覚で、肺がんのあれが見つかったとき、あれ、何で健康診断でこの検査をやっているのに出なかったんだろうという感覚だったんですよ。
同じ喀痰検査をやったよなと。それで出ていないで、違う検査で出てるよなと、そこで思ったんです。健康診断で、何でこの検査をやらないんだろうというふうに、簡単な検査は喀痰検査が一番簡単なんだろうけれども、それで出ないんじゃ、あまり意味がないじゃないかというふうに思っちゃったんだよね。
いつもやってる喀痰検査をそのときもやって、そのほかに、痰の組織の培養だか何だか、そちらのほうをやるという形でやって、先生の話では、そっちで出たという話だったから、喀痰検査でなくてこっちで出たの?という感覚で聞いたんですよね。