診断時:70歳代後半

インタビュー時:診断から1年以内(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:親子

備考: 

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――やはり、早く見つかったというのが何よりですね。

 

そうですね。早期発見・早期治療という言葉は本当にそうだと思いますね。

 

M先生が何も気をつけないで、今ころまでレントゲンを撮らないと進んでいたかもしれませんしね。

 

――本当にたまたまなんですね。

 

軽い気持ちでね、「Eさん、たまに胸の写真を撮ろうか」「はい、お願いします」って。そしたら、「変だ、ここに影がある」「先生、影ということは、がんなんでしょう?」と、私もはっきり「がんでしょう?」と言ったから「そうなんだ」と。

 

そして、去年のレントゲンを持ってきなさいって看護師さんに言って、でも、去年ここに来るときはレントゲンは撮らなかったはずだなと思ったんです。そうしたら、やっぱり看護師さんが「去年撮ってなかったです」と。先生がすごく私に謝って、「わしが悪かった。もっと早くレントゲンを撮ればよかったな」と言うから「いや、先生のせいじゃないですよ」と言いました。

 

「先生も計り知れないことでしたし、とにかく急になったことでしょうから、去年のレントゲンを調べても出なかったかもしれませんし」と言ったら、「いや、そう言ってくれればありがたいけども、迷惑しました」と。この間も「Eさん、迷惑してしまった。あんた、肝がんになるならわかるけども、肺がんなんて自分も思いがけなかった」と言っていましたね。なるようにしかならないと思っています。