診断時:70歳代前半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

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入院するとき、「私、1週間か2週間ぐらい、東京にいる娘のところに遊びに行ってくるからね。私に電話しないでね」って、友達とかつながりのあるところには「私に電話してもいないから、電話しないでね」と言って、本当に9日間で帰ってきたから。

 

卓球もやってるんですよ。卓球の仲間にも、やっているところにちょっと用事があって行っても、「やっていかないの?」「また今度ね、ちょっと用事あって」って。これができないんですよ、右の手が動かないから。

 

――つっちゃって。

 

2カ月ぐらいも休んだかしらね。山は登ったんですけどね。こうなったり、上に上げるのがつらかったりで、その程度で。ちゃんと治ってから、「実は、手術したんだよね」って言ったら、「えっ」ってみんなびっくりして。

 

――周りの人に、最初に言わなかったのは?

 

ここだから、見舞いに来られても嫌だしな、行かなきゃいけないと思うほうも大変でしょ。来られてもまた、ちょっとなという感じで。「遊びに行ってくるからね」と。私、しょっちゅう遊びに歩いてるから。

 

――だれも疑わずに?

 

そうそう。

 

――「東京どうだった?」という感じですか。(笑)

 

「うん、いろいろ遊んできたよ」って言って。(笑)今度、本当に遊びに行くときも、「ちょっと娘のところに行ってくるから、何日ぐらいいないからね」って言うと、「えっ、また入院するの?」とかって反対に疑われて。(笑)

 

――本当に行くからって。(笑)

 

何かのあれでちょっと休むと、「えっ、また入院したの?」って。あとで、良くなってからがんだと教えてあるから、長く休むと、「えっ、また入院か何かしたの?」という感じで。(笑)