診断時:50歳代後半

インタビュー時:診断から18年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:上十三地域

世帯状況:

備考: 

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最初見つかったのは、ここの上にコリコリがあったの。コリコリがあって、3カ月ぐらいあったかな。手術まで触ってたから。女の職員の人と、「ちょっと、私、ここに何かあるよ。触ってみて」って触らせてたの。「いや、これ、豆腐カスが溜まってらよ」って言われてあったの。

 

「でも、やっぱり病院に行ってみたほうがいいよ」っていうのでA病院に行って、そうしたら、組織を取ったら、やっぱり乳がんだって言われて、すぐやるようになったのね。先生は絶対乳がんって言わないの。

 

でも、私、がん保険に入ってたから、農協にいれば保険もやらなきゃならないし、貯金、保険をやらなきゃいけないから保険には入ってたのね。先生に、「先生、早く診断書ください」って言ったの。「何で?」「いや、早くがんの診断書をもらえばお金が早くもらえますので、私、入院費用を旦那から立て替えてもらってから返さないばまね(だめだ)」って。

 

先生は「あ、そうか。何であんた、がんだってわかったの? 旦那が言ったの?」って。「いいえ、先生。旦那が言わないったって、おっぱい取られたらがんでしょ」「あ、そうか。じゃ、ちょっとこっちへ来い」と呼ばれていって、1センチ2ミリあったんだって。「1センチだったら取らなくてもいいけど、2ミリのところで取った」「いいですよ。先生、何ももう用ないから、取って正解です」と私は言ったの。

 

だから、こっちは何も取らなかったの。こっちを取った人は、手が腫れたり何かしてるんだよね。私は全然取らないし、ここだけ取ったから。

 

そうそう。行って、「ちょっと触ればコリコリするんだよな」と言ったの。