治療 / リンパ浮腫
ここでは、リンパ浮腫についての語りを紹介します。乳がんの手術の中で、他の部位への転移を避けるためにリンパ節を取る(リンパ節郭生)こともあわせて行うことがあります。リンパ節は、リンパ液が流れるリンパ管の所々に存在します。リンパ節をとることで、リンパ液の流れが悪くなり、その部分よりも先(腕など)のほうでむくみが現れてきます。これがリンパ浮腫です。
リンパの流れを促すために、どのようにマッサージをすればいいのかということを、ご自分で調べ、実行してきたという語りがありました。もう少し早く医療者からも、リンパ浮腫についての対策を伝えてほしかったという思いもあったようでした。
・本を買って、自分でどこをマッサージすればいいか全部調べた。浮腫になってだいぶ経ってから医師からマッサージのことを教えてもらった。(70歳代後半・女性)
リンパ浮腫を気にし過ぎていたら、医師からも通常の生活でもあることといわれたことをきっかけに、気にしないで手術後をした側の腕も使っていこうと思えるようになったという語りもありました。
・ふつうに仕事をしていたってむくむもの。かばいすぎるのではなく積極的に使おう。(40歳代前半・女性)