生活 / 他の人へのメッセージ
インタビューに協力して下さった方々は、同じく乳がんを発病された人、またその人をサポートされる人へ向けて様々なメッセージを語って下さいました。ここでは、そのような他の人へのメッセージをいくつかご紹介します。
□病気とのつきあい方
病気にとらわれず、趣味や仕事など前向きに活動されることが病気と向き合い、病気に打ち勝つ方法であると話されている人もいました。
・仕事を辞めてからも自分で趣味をもてるように、準備をしておいた方がストレスも少なくなるのではないか。(40歳代前半・女性)
□早期発見や検診について
また、メッセージとして、早期発見やそのための検診の必要性を訴えられる人もいました。
・早期発見のための健診が一番大切。また、気持ちを強く持たないとだめかなと思う。(40歳代後半・女性)
・早期発見すれば誰でも大丈夫だと思う。だから、検査はしておかないと駄目だと思うので娘にも言っている。(50歳代後半・女性)
今回のインタビュー協力者は、発病から数十年経過した人も多く、平均年齢も○○歳でした。がんは若い人にとって縁遠いイメージを持たれがちであることを懸念されてか、「若い人たちも早期発見のため検診をしてほしい」というメッセージもみられました。
・がんは老人の病気だって言われるけど、若い人でも安心せずに検診をしてほしい。(60歳代後半・女性)
ある方は、20歳を過ぎたら検診をするべきであること、触診だけでなくマンモグラフィーも行う必要があると話されていました。
・痛い,怖いじゃなくて、自分のため、家族のために検診はするべき。触診だけでなくマンモグラフィーをやるべきだと思う。(70歳代前半・女性)
ある方は、胸のしこりなど徴候がなかったが乳がんと診断された経験を話され、徴候がなくてもきちんと調べてもらった方が良い、と経験をもとに話されています。
・コロコロ(胸のしこり)がなくても乳がんと診断された。コロコロが一番の印だと言うけど、それがなくても調べてもらった方がいい。(60歳代後半・女性)
また、ある方は、乳がんのことをもっと知ってもらえるように、早期発見をしてもらえるように、という思いから傷あとを隠さずに堂々と浴場に入るようになられたことを語ってくださいました。
・早期発見しなさいよということを他の人にも教えてあげる意味で、堂々と隠さないで浴場に入るようになった。(50歳代前半・女性)