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生活 / からだ・心・パートナーとの関係

 

 乳がんの手術で乳房切除を行うことで、自分のからだと向きあうことへ抵抗を感じてしまう人も少なくありません。自分のからだを受け止め、どのように向き合っていくかは人それぞれですが、少なからず葛藤があります。

 

 ここでは、手術後のからだとそれに対する自分の想い、パートナーとのかかわりについてなど、からだと心,パートナーとの関係について,さまざまな語りを紹介します。

 

 

□からだへの意識

 乳がんの手術治療として乳房切除を行うことにより、女性にとっては大きな外見の変化が生じます。その現実とは一生付き合っていくことであり、乳がんと向き合うことは変化した自分のからだと向き合うことから始まるとも言えるかもしれません。

 

 女性としての象徴とも言える部分を切除した経験をどのように感じているか、また生活の中でどう乗り越えようとされているかについて、さまざまな語りを聴くことができました。

 

 まず、女性としての外見の変化をどのように感じているかについて、何人かの語りを紹介します。女性としてのシンボルの変化に大きなショックを受け、「女性としてのシンボルがないということは悲しいし負い目」と話される人もおり、乳房切除が与える女性へのダメージは想像以上に大きいことが分かります。また、お風呂に入る時など、自身の体を見られないという人も少なくありません。

 

・手術の後にお風呂に入る時も自分の体を見ることが出来なかった。女性であるということの悲しさはすごかった。(40歳代後半・女性) 

 

・乳房を取ったということは大きなショックだった。若い女性だったからこそ、嫌な病気だと思う。(30歳代後半・女性)

 

 

 一方で、ある方は患者会でもがん腫が異なると劣等感を感じたり、比較してしまったりしたことを語っていました。また、再建術も一時は検討されたそうですが、青森県内では出来ないのではないかと判断し、あきらめられたそうです。

 

・再建術も考えたが、青森近隣では出来ないと思った。患者会に参加することで落ち着いた面もあったが、がん腫によって自分と比べてしまって劣等感を感じてしまうことも…。(40歳代後半・女性)

 

 

 また、ある方は、年齢が若くなかったので体の変化にも若い人よりは受け止められたと感じていました。しかし、日常生活の中では、孫には裸を見せられなかったり、洋服やブラジャーを気にしたりと人目を気にされてしまうことも多いようです。

 

・年齢が若くなかったから良かったなと思っている。しかし、孫には裸を見せられなかったり、洋服を気にしてしまったり、本当には受け止められていない自分がいる。(40歳代後半・女性)

 

 

 

□手術後の精神的ショック

 乳房切除したことの精神的ショックは、本人だけでなく、周りの人たちとの関係にも影響を及ぼします。精神的ショックは本人が想像していた以上であり、家族にもしばらく告白できない状況に陥ってしまった人もいました。

 

・全部取った衝撃からずっと尾を引きずってしまい、親にも言えなかった。(40歳代後半・女性)

 

 

 インタビュー協力者のなかには、迷わず手術を決めたものの,手術後のショックが大きかった,という人も数名いました.また,下着や洋服を工夫したり,常に人目を気にしてしまう生活を余儀なくされる人もいます.

 

・迷わず手術をきめたが、はじめて見たときはショックだった。病院でもお風呂のときにチラチラ見られているような気がして気になった。(40歳代前半・女性)

 

 

 また,しばらくは自身の傷を見ることができず,抵抗を感じる人もいます.ある方は、病気からしばらく時間が経過したことで,やっといまになって傷を見ることができるようになったそうです。

 

・初めは傷を見られなかった。いまはたまに鏡で見ると傷が薄れてきたように感じる。(60歳代後半・女性)

 

 

 

□温泉や旅行について

 温泉や浴場に行き、他の人に裸を見られることに抵抗を感じる人もいます。病気の前に温泉や旅行を楽しんでいた人も楽しめなくなることもあるようです。

 

・病気になる前は旅行に行くことも多かったが、泊りがけで温泉に行くことはなくなった。(60歳代後半・女性)

 

・自分として乳房切除したことを割り切ることが出来たが、温泉などでは人の目が気になるし、相手に不快感を与えるかと思ってしまう。(70歳代前半・女性)

 

 

 また、人の目が気になり温泉や浴場には行けず、温泉旅行では一人個室の浴室に入る、という人もいます。人前で裸になることの抵抗感は今回のインタビュー協力者の共通点でありました。

 

・3年くらいは見ることもできず、温泉も行かなかった。3年過ぎたら心にゆとりが出来てタオルをかければ温泉に入れるようになった。(50歳代後半・女性)

 

・銭湯とか温泉では人さまの前なのでダメだけど、家族には見せている。(40歳代後半・女性)

 

 

 ある方は、町会のバス旅行などでは温泉に入らないことが多い半面、患者会のバス旅行ではお互いの傷を見せ合ったりもされたエピソードを話されていました。

 

・温泉旅行に行ってもみんなに見せるのがイヤ。患者会でのバス旅行の時にはみんなで見せ合ったりもした。(40歳代前半・女性)

 

 

 

□洋服・下着の工夫

 

 乳房切除したことで、普段の洋服や下着も特別にくふうする必要が出てきます。ある方は、周りの人に知られないようにするため、パットのズレを特に気にされていることを話されていました。

 

・周りの人に知られたくないという想いがあるため、パットのズレを気にすることがある。(40歳代前半・女性)

 

 

 手術後には下着の工夫も必要になります.ある方はブラジャーの購入についての経験と、いまは病院で購入していることを話していました.

 

・ブラジャーは病院でも売っているため病院で買っている。(70歳代前半・女性)

 

 

 ある方も同様に、洋服を気にされていることを話されています。外見の変化は、裸になったときだけでなく、日常生活でも常に気にしなければならないことのようです。

 

・女性としては人に見せたくないし恥ずかしい。首があまりあいた服は着ないようにしている。(30歳代後半・女性)

 

 

 

□パートナーとの関係

 パートナーである夫へ手術後の姿を見せることに抵抗を感じる人も少なくありません。女性として引け目や怖さをも感じてしまうことがあります。

 

・温泉の家族風呂で背中を流してもらうときにこういう体なんだとさりげなく見せた。(50歳代前半・女性)

 

 

 乳房切除をしたことで,夫婦関係にも影響を及ぼすことがあります.パートナーである夫には傷あとを見せたくないという想いにいたる人もいます.また、本人が傷あとを受け止めて,見せられるようになるまで,理解して待ってくれるような夫の姿勢が,夫婦のきずなをより強くさせることもあります.

 

・夫へからだを見せることに抵抗感をどうしても感じてしまったことを夫は理解して待ってくれた。病気をしてから夫婦のきずなを感じている。(40歳代前半・女性)

 

 

1 手術の後にお風呂に入る時も自分の体を見ることが出来なかった。女性であるということの悲しさはすごかった。 2016.02.10
2 乳房を取ったということは大きなショックだった。若い女性だったからこそ、嫌な病気だと思う。 2016.02.10
3 再建術も考えたが、青森近隣では出来ないと思った。患者会に参加することで落ち着いた面もあったが、がん腫によって自分と比べてしまって劣等感を感じてしまうことも…。 2016.02.10
4 年齢が若くなかったから良かったなと思っている。しかし、孫には裸を見せられなかったり、洋服を気にしてしまったり、本当には受け止められていない自分がいる。 2016.02.10
5 全部取った衝撃からずっと尾を引きずってしまい、親にも言えなかった。 2016.02.10
6 迷わず手術をきめたが、はじめて見たときはショックだった。病院でもお風呂のときにチラチラ見られているような気がして気になった。 2016.02.10
7 初めは傷を見られなかった。いまはたまに鏡で見ると傷が薄れてきたように感じる。 2016.02.10
8 病気になる前は旅行に行くことも多かったが、泊りがけで温泉に行くことはなくなった。 2016.02.10
9 自分としては乳房切除したことを割り切ることが出来たが、温泉などでは人の目が気になるし、相手に不快感を与えるかと思ってしまう。 2016.02.10
10 3年くらいは見ることもできず、温泉も行かなかった。3年過ぎたら心にゆとりが出来てタオルをかければ温泉に入れるようになった。 2016.02.10

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アイコン葉青森県健康福祉部 がん・生活習慣病対策課

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