発見 / 乳がん検診
乳がん検診に関する語りをここでは紹介します。乳がんの発見は、定期的な乳がん検診で見つかることも多いです。普段から健康診断を受けている方でもあらためて乳がん検診を受診することは欠かせません。
青森県は、全国的にみてもがんの罹患率が高く、75歳未満のがん罹患率はワースト6位となっています。そのような状況の中、青森県民の乳がん検診の受診率は35.6%となっており、全国で7位という受診率の高さがうかがえます。※1
それだけ全国の中でも青森県に住む女性は乳がんへの関心が高いということがいえるでしょう。
インタビュー協力者の中には、普段の健康診断では乳がんに対する異常がないと言われたり、触診では異常がないと言われたにもかかわらず、きちんと乳がんのための検診をしたことが乳がんの発見につながった方がいました。
・触診に異常はなかったが、医師にお願いしてマンモグラフィーを受けたら異常がみつかった。(70歳代前半・女性)
また、自らの違和感がなくならなかったことから乳がん検診に受けられる病院に出向いた方もいます。他にも、触診では異常なしと言われ続けながらも、しこりがなくならずに心配になり、自ら大きな病院を受診したという方もいました。
一方で、乳がん検診や子宮がん検診は、総合病院など大きなところに行かないとできなかったために足が遠のいてしまったり、自分で確認した際に異常がないからという理由で受けずにきてしまった方もいました。
・乳がんや子宮がんは手軽に検診を受けられるものではないからおろそかになってしまう。(60歳代後半・女性)
他にも、自分ががん家系であるという思いから、青森県民の中で特に罹患率が高い胃がん※2などに関心がいってしまい、がん検診のなかでも乳がん検診だけ忘れてしまった方もいました。
・胃がんには気をつけていたし、子宮も摘出したことがあるが、乳がんは調べるのを忘れていた。(50歳代前半・女性)