生活 / 病気と仕事の関わり
乳がんを発病されてからも、仕事を続ける人、辞めざるを得ない人、仕事の取り組み方をかえた人など、仕事との関わりはそれぞれです。病気のあと、仕事にもどるにはその人の仕事への想いと、周りの人の理解が必要のようです。
病気をしてから仕事にしばらく復帰しなかった場合も、体力が戻り落ち着いたころに、ふたたび以前していた仕事を再開される人もいます。病気をした後、改めて仕事の楽しさを感じることもあるようです。
・ある程度回復してからまた仕事を始めるようになった。(40歳代後半・女性)
仕事に復帰するのには少なからず不安はつきものです。しかし、仕事をすることへの希望もあるようです。仕事に行きたいという想いからか、仕事に復帰したことで回復が早くすすむ人もいます。
また、職場へ病気のことをどのように伝えるかということも、人それぞれちがいます。ある方は病気のことをすべての人に伝えず、上司にだけ伝えたと話されていました。
・最初は仕事に不安もあったが、上司の理解もあり、行きたいという希望の方が強かった。(40歳代後半・女性)
後遺症によりこれまで出来ていた仕事が十分にできない場合もあります。見た目では後遺症がわからないため、周りの人から理解されないこともあるようです。
・右手の力が入らないため農作業はとても苦労しているが、近所の人には理解してもらえない。(30歳代後半・女性)