診断時:40歳代後半 インタビュー時:診断から18年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:八戸地域 世帯状況:夫婦のみ 備考:子宮がんも発病 |
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最初のときは母親が入院していたんです。それこそ卵巣のほうで入院しておりまして、それの看病で、まだその当時は付き添いの泊まり込みができましたから、兄弟で一晩おきに交代で付き添いで泊まっていたんです。
私はバイクに乗っているんですけども、何か腕が重い感じがしたんです。母親ががんになってても、自分ががんというものになるということは、全然考えたことがなかったんです。まだ、40歳かそこらの若いときでしたので。
だから、バイクに乗るときに腕が重い感じがする、何気なく手をやったら「あれ?」というような感じがしたので、「えーっ?」と思いましたが、付き添いのほうで頭がいっぱいで、毎日子供たちの世話と病院との行き来で、すごく体的には忙しい状態でしたので、深刻になるというよりも「えーっ? まさか」という感じでした。
親には言えないから兄弟に、「ちょっとおかしいような気がするけど、病院に行ってみようか」と。でも、その付き添いのほうが重点だったので、すごく遠慮もあって、がんと言われたらどうしようという頭がそのときにはあって、行きたくない、言われたくない、どうしようと思ったけども、でも、ひどかったらあれだし、「とにかく行って、診てもらったら」と兄弟からも勧められて、「付き添いのほうは何とかするから、いいから行って来て」と言われて、付き添い明けの日に病院に行きました。