診断時:40歳代前半

インタビュー時:診断から19年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:上十三地域

世帯状況:

備考: 

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風呂に入るときとか、ちょっとここに手を当てて、「やっぱりおかしいな」と、自分でそういうふうに考えていましたよね。

 

――ちょっと戻っちゃいますけども、一番最初に気づいたときというのは、どういうふうに、ご自分で触って?

 

そうそう、風呂に入ったときに、ここをちょっと。ここにあったから、お風呂でこうしますよね。

 

――洗っているときに?

 

そのときに、何かポコポコと、米粒っていうのかな、マメには大きいくらい。何か1個だけじゃなく2個? 自分の手ではぶどうみたいな、こういう粒の1個か2個、3個くらいに感じたね。何だろう、でも乳がんって1個なんだよね。うちの人に言ったら「おら、知らね」って。多分、乳がんやっているの見ると、みんな1個とかになるでしょ。でも、ぶどうみたいにつながっているって感じで。じゃあ、行ってみると思って、行ったらレントゲン撮っていただいて、大丈夫と。

 

――自己チェックとかじゃなくて、本当に偶然に洗っているときに気づいて。

 

それがねぐなって(なくなって)、乳がん検診はそれまではしてなかったです。

 

――してなかったんですか。

 

子宮がんの検診はやってたんです。2番目の子を持ったときに、死産だったので、帝王切開でやっているので、それからは、婦人科のほうには1年に1回の子宮がんの検診はしていましたけども、乳がんの検診はしてなかったです。

 

――じゃあ、そのときに初めて。

 

しこりがここにこう出たときに、乳がんかなと思って。いつもお風呂に入ったりなんかしても、体を洗うときにやっても別に。そのときは何か急にできたような感じがしたんですよ。

 

――それまで、全然気づかないで?

 

気づかなかったんですよ。3個くらいできたな、何か変と思ってね、それですぐ。

 

――最初からがんじゃないかなというふうに、ご自分で?

 

自分でも、だって、何かそういうしこりがあればがんだっていう頭があるから、がんでないかなと思って、それで病院に行って調べてもらって。

 

――すぐ病院にかかったんですか?

 

そうです。気がついたからもうすぐ。何でも早期発見、早期発見という頭があるから。それでもう、すぐに行って。それから3回受けて、3回目のときに。

乳がんになったときに左を取っているんですけども、私が気がついたときは、左の上のほうにぼこぼこという手に触るようなしこりが2個か3個あったような気がするんです。それからすぐ、小さかったんですけど、病院のほうに行きましたら、乳腺ですからということで、一応レントゲンを撮って、別にがんじゃないですからって。

 

でも、それからなることもあり得るから、6カ月に1回ずつレントゲンを撮りに来きてくださいと言われたので、○○年8月のときまで3回ですね。6カ月、6カ月、6カ月です。その3回目のときに、病院のほうで撮ってあったのを先生が、写真を上にやって見て、「今は、ちょっと違いますね」と言うんだけども、私が見たら同じみたいに見えたんですよね。先生が「ほら、ここ違うでしょ」って、私に言ったんだけれども、私には別にそう見えなかったんだけど、先生が「いや、やっぱり違うから」と。

 

1回目のあたりに、ここに2個くらい小さいのがあるなと思ったのがいつも風呂に入っても気になって、だんだん1個になって、その1個がなくならないで塊があったような感じがしたんです。

 

先生は「大丈夫ですよ」と言ったけども、何か気になったんですよね。その年、8月だったんですけども、その3月ころから熱を測ると熱はないんですよね。でも、何かだるく、自分では熱があるなと思うんですよね、微熱みたいな感じ。でも、実際に測ると別に熱はないんですよね。体温計は上がらない。でも、何か体が違うと感じたんですよね。