診断時:30歳代後半

インタビュー時:診断から40年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:上十三地域

世帯状況:

備考: 

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心配しない。ただ、右手がしびれたり、物をつかんだり、ご飯を盛るときにへらを持つでしょ。「へら」って言わない?

 

――「おしゃもじ」ですかね。

 

「おしゃもじ」って言うんですか。私たちは「へら」って言うんだけど、あれを持ってご飯を人数分よそうでしょ。そのときが一番つらかった。ザラザラして痛くてね。

 

――ザラザラ痛い?

 

ザラザラ痛くてね。掃除機はなかったから、ほうきで部屋なんか掃くでしょ。畳の上とかを掃くとき、ザラザラって痛くね。本当に痛かった。それはつらかった。

 

――腫れてるのは肘から上だけど、痛いのは?

 

手のひら。痛くて痛くてね。何もしなきゃいいんだけど、そういうふうなのをやればね。

 

――握って力を入れなきゃいけないときは、ザラザラと?

 

痛くて痛くて、本当につらかったの。いやぁ、困ったと思った。そのときは本当に、このままで働けるものかなと思ってね。それからだんだんと良くなっていったんだけど。

 

――ザラザラ痛いのがちょっとずつ良くなって。

 

だんだんと取れて、1年ぐらいで取れたんでないかな。

 

――そうですか。力が入らないのは今でもあるけど?

 

入らないのね。やっぱりリンパを取ったりしてるから、力が入らないんでしょ、きっと。

 

――でも、痛いのとかしびれてるのは?

 

同じ。大分いいんでしょうけれども、やっぱりこうすると。

 

――今でも痛みもありますか?

 

最初みたいな痛みはない。

 

――ザラザラというような痛みではないけど。

 

力が入らない。

 

――ちょっとしびれたりとか、ちょっと痛みがあったりとか。

 

何かすればね、そういうふうになります。皆さんもそうだか知らないけどね。

 

――ずっとその痛みとは一緒に、痛みのある状態で暮らしていらしたんですね。

 

そうそう。別に病院に行ってどうするかなとか、そういうのはね。私、これで具合が悪いとか何とかということは全然なかったんですよ。