診断時:30歳代後半 インタビュー時:診断から40年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:上十三地域 世帯状況: 備考: |
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――放射線というのは、いつぐらいからいつぐらいまで、どれくらいやってたんですか?
手術して、病院に2カ月いたでしょ。
――そのころ放射線はまだ?
まだ足りなかったみたい。33回かけたの。
――33回やったんですね。大変。
回数にして33回。
――退院してからですか。通って?
ええ、通って。それをかければ疲れてね、もうグッタリしてさ。夕方5時ごろでも起きれないくらいだったよ。
――朝かけるんてすか。
朝早くから病院に行って、10時ごろからじゃないでしょうか。
――午前中に放射線をかけて、帰ってきても、疲れて横になっちゃって、夕方やっとどうにか起きられるかなという感じ?
そういうふうな感じでしたよ。
――どのくらいの頻度でかけるんですか。何日おきとか。月に何回とか。
かけれれば毎日でもよかったのかしらないけど、何日か期間を置いてあったんでないかな。ご飯を食べられないとか何とかというんだったら無理しないでってね。
――体調と相談しながら、何日かおきに通っては放射線?
そうみたい。
――大変ですね。ちょっと元気になったら、また放射線をかけてという生活が。33回ということは、どのくらいかかったんですか。2~3カ月?
そうでしょうね。手術が終わってすぐやったわけでないから。
――10月末に退院して。
そのときは何回かかけてました。退院してからも、足りない分は家から通って。
2カ月もいて、子供たち心配だったけども。放射線をかければ、本当にご飯食べられなくて。体がだるくなって、ゲーゲーになってね。「ご飯ですよ」って配膳車が来るでしょ。本当に嫌だなと思って、ご飯を食べないときもありました。
――入院中に?
うん、入院しててね。そして、家から子供が、そのときは中学校の男の子があったから、病院が中学校の近くですので、病院に届けるんですよ。家の人たちが持たせてよこすの。ないときは、「今日は何もないよ」って寄っていくの。そして、家から届けてもらったのを食べておりました。
――お家の味で何とか食べれて。
病気のことは何も知らないで、ただただ、先生が「今日は放射線をかける日だよ」って言えば、何も知らないで、とにかくかけなきゃならない、苦しくてもどうでもかけなきゃいけない。あんまり苦しいと、「いやいや、今日はいいから休んで」って1回ぐらいは言ったことがあったけど、あとは次々かけなきゃならないと思って、かけて、私、皮膚が焼けたんだべね(焼けたんでしょうね)。