診断時:40歳代前半 インタビュー時:診断から19年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:上十三地域 世帯状況: 備考: |
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ただ、すい炎で入院したときに、看護師さんが回って来て、「Iさん、何やってもらいたい?」って言うんですよ。「何か希望ある?やってあげれるのはやってあげるよ」って。
「私は頭と足、洗ってもらいたい」って言ったら、「いいよ、頭、洗ってあげるから」ってね。そしたら、こっちを見てたら、すごく髪が抜けたのが見えたのね。「すごく髪が抜けてるね」って言ったら、「大丈夫、大丈夫。汚れてるから抜けてるのがあるけど」って。抗がん剤を飲んでるから抜けてたのかって自分ではそう思ってたけどね。別に体のほうは、何も。どこが具合が悪いということはなかったんです。
――そのときはちょっと髪の毛が多く抜けたんですか?
バサバサと抜けたんじゃなくて、洗ってるのを見たら髪の毛が、ベッドに寝てゴシゴシしてると髪の毛が結構ついていますよね。いつもより抜けていると言ったら、ずっと洗ってないから、汚れて抜けるんだよって看護師さんが言っていたけども、薬飲んでいるから抜けたのかなと思ったり。今はちょっと薄くなったけども、髪が厚い人だったから、ちょっとくらい抜けてもそんなにバサっと抜けることはないし、ただ、普通より、いつも洗うときよりも、ちょっと多く抜けるくらいしか抜けなかったですよね。
――じゃあ、看護師さんは違うよって言うけども、自分では副作用だったかなと。
体に対しては一回も何も異常がなかったです。
――そんなにバサバサは抜けず、副作用というほどのものはなく、でもちょっと怖いですよね。いっぱい抜けたのを見たときは。
そうそう。抗がん剤は、1日に1個飲みましたよ。ホルモン剤は朝と夜の2回。6カ月はあったと思います。抗がん剤のほうはわからないです。