診断時:40歳代後半

インタビュー時:診断から18年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:子宮がんも発病 

下↓の▶ボタンをクリックして音声を聞く事ができます。

 

何年たったころでしょうか、いつもかかっている先生じゃない先生がたまたま診てくれたときがあって、「まだ来ているのか」という言葉を言われたんです。それが最初に細胞を取ってくれた先生だったんです。「え?」と思って、医師からそんな言葉が出るの?と思って、そのときはすごいショックでした。

 

5年か6年くらいたったころでしたかね。医師のほうでは「もう、いいんじゃないか」という何気ない言葉だったんでしょうけども、私にしてみれば、その言葉が「まだ来ているのか」という意味合いの言葉で、すごくショックを受けて悲しくて、いつもの先生に会えなかった、違う先生だった。そして、そういう言葉を受けたということで、家に帰って座り込んで、何でああいう言葉を言ったのかなと思って、そのときは傷の痛みより心の痛みのほうがずっと後を引きました。