――そのときは再発じゃないかとか。

それは何回も聞きましたよ。先生は再発じゃないということ、「そういう、がんになる体質をあなたは持っているんだ。次に何のがんになるからわからないから、検査だけはしておきなさい」と、そういうのは言われました。

――やっぱり再発とかはご不安ですか？

不安というほどではないけども、やっぱり私たちは、がんの、そういう体質にあるんだなということで、いつがんになってもいいように、気持ち、心構えと、それに対する健診や健康管理を怠ってはいけないと思います。だから、自分で考えられるような、できるところは全部、検査はまめにしてもらっています。

今はいろいろな病気が、Ｃ型肝炎とか、みんな手術するときに輸血していますでしょう。何十年もたってからＣ型肝炎が発覚したり、それで苦しんでいる会員もいますしね。だから、一つ乳がんをやったからって安心していられないんですよ。あれもやった、これもやったって、３つくらいやっている人もいるんですよ。私は２つやって、最初、威張っていたんですよ。でも追い越す人がいっぱいいるんです。やっぱりそういう体質なのかなと思っていました。

でも、みんな早期発見というのを知っているから、大事に至らないうちに治療をされて、退院したよというのを聞いて安心したりしていますけども。