あまり発散しなかったんじゃないかしら。だから、がんになったんでないかしら。

仕事はＡ組合で生活指導員という名目だったんです。そうすると、指導の事業というのはプログラムがないんですよ。自分で考えるんです。線路がないわけ。自分で考えて線路を作っていかなければいけないわけ。

一つが終われば、それに何年もぶら下がっていることはできないでしょう。新しいことをやらないといけないでしょう。すると、考えなければならないから、ご飯を食べながらも仕事のことを考えているわけなんです。旦那がいても子供がいても関係ないの。そういうのから結局ストレスが溜まって病気になったんじゃないかなと私は思っています。

――やっぱり無理がかかっていらっしゃったんですね。

そうだと思います。だから、ある範囲以上のものを、自分でもやろうとしていたのかもしれません。はい。