診断時:70歳代前半 インタビュー時:診断から2年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:青森地域 世帯状況: 備考: |
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私は、親兄弟も歳で亡くなっているし、私よりずっと歳がいっている姉も、脳梗塞は脳梗塞ですけれどもね。言っちゃなんだけど、結婚して50何年、ストレスの連続だったんですよ、主人との間に。気難しい人だったから。そういうのもあるんじゃないかなと。
自分の中に抱え込むわけじゃないんだけれども、勤めていたから職場が発散の場所にもなっていたけれども。ともかく毎日がイライラの連続でね。毎日、心臓が締めつけられるような、心臓の鼓動がもう全身に伝わるくらいの連続の……。
公務員なんだけれども、几帳面というか伝書鳩だったんですよ。今はどうかわからないけれども、前だったら市役所は5時のベルが鳴ったらすぐ出れるんですよ。出れる状態でカバンを持って待っている状態でね。どこにも行けない遊べない人だから、帰ってきたらすぐ飲む。
私はどちらかといえば金融機関だったから、5時、6時でも帰れない。場合によっては、トータルのお金が合わないと7時でないと帰れない。実家に子供を預けての勤務だから、子供を迎えに行って、今みたいにタクシーとかそういう時代ではない。
下の子は昭和33年生まれだし、33年と36年だから、昭和40年ころは今みたいに除雪も完備されていないし、子供を連れて帰ってくればもうグテングテンの連続で、そういうのもあったのかなと思う。
だから、よく悪くならないで済んだものだなと思ってる。胃がいつもキュンキュン、心臓はドキドキ。
飲むっていうか飲まれるというのかね。昔は今みたいに公務員だってストレスはないと思うよ。あのころの公務員なんて、人間がすごく多かったから仕事の負担は楽だと思うの。だけど、やはり酒が好きだっていうか酒に飲まれるというか。だから、酒で問題を起こすのはよくわかるね。酒乱の夫を持った苦しみとか。それが原因だと思う。
退職してからも今度はC病院に入院でしょう。脳梗塞になる、食道がんになる。